おつかれさまです。あきお(@akio_furutimes)です。
システムエンジニア(SE)と言っても仕事内容は多岐に渡りますが、その仕事内容は次の2つに分けられます。
- 運用保守
- 設計や構築
SEのキャリアとしては、運用保守を経験して設計や構築のフェーズに入っていくことが多いですね。
今回はシステムを守る仕事の運用と保守の違いについてまとめていきます。
運用保守の違いとは
運用と保守の違いを言葉で説明すると次のようになります。
- 運用とは
システムが止まらないように支える業務 - 保守とは
システムの問題発生に対応する業務
運用について
運用作業は、システムの仕様を知らなくても行えます。
アラートメールの監視など単調な作業が多く、運用作業だけやっているとSEとしての価値を見失います。
社内では運用手順書のチェックや整備などでシステム仕様を把握して、保守にステップアップする人が多いです。
運用作業として行っていることは次の5つです。
- サーバの起動停止
- アラートメールの監視
- アカウントの作成
- システムの月次レポート作成
- 運用手順書のチェックや整備
運用はサポート業務というイメージが強いです。
保守について
開発が完了したシステムを障害から守ることが保守の作業です。
保守はコンピュータシステムやITに関する幅広い知識が必要です。
プログラミングの知識や技術を備えておかなければならず、設計や構築にステップアップするために不可欠な知識が身に付きます。
保守作業として行っていることは次の4つです。
- アプリケーションの改修
- セキュリティパッチの適用
- 運用作業の効率化
- 障害時の復旧作業
アプリケーションの改修
アプリケーションの改修は割と行っています。
システムに問題が起きないように不具合や改修があれば修正しています。
担当システムを開発してないので理解するまで大変で、設計書などを読んでもすぐには理解できないので、改修作業で体に覚え込ませます。
コーディングの知識やミドルウェアの知識、システム仕様まで抑えておかないといけないです。
セキュリティパッチの適用
アプリケーションの改修だけでなく、インフラ作業もします。
サーバに障害が起きないようセキュリティパッチを3ヶ月に1回適用しています。
サーバの再起動に時間が掛かるし、セキュリティパッチ適用後に動作確認が必要で、骨の折れる作業です。
OSの知識などネットワークの知識も欠かせません。
運用作業の効率化
運用費を下げろ、残業時間を削減しろ。など、運用作業の効率化が求められます。
シェルスクリプトやPythonでツールを作成する技術が欲しいところ。
サーバの起動・停止やログのバックアップなど、自動化できるところは全てツールで作ります。
AWSのLambdaの機能を使って、自動化する技術もあるので、日々様々なことを勉強しないと時代に取り残されます。
障害時の普及作業
これが一番厄介な作業です。
今まで通常に動いていたのに、なんで今日なのというときに障害が発生します。
保守は障害とは切っても切れない関係で、障害発生時は原因を特定して元の状態に復旧させます。
万が一でも障害に対応出来るスキルが求められます。
保守に必要な能力
以上を踏まえて保守に必要な知識をまとめます。
- アプリケーションの知識
- ミドルウェアの知識
- システムの仕様理解
- インフラの知識
- 最新技術の知識
開発よりも簡単な作業に思われがちですが、保守として作業を実施するためにはこの5つの知識が不可欠です。
まとめ
運用と保守では求められる知識や技術が異なります。ただ、どちらの業務もシステムを維持するためには不可欠です。
縁の下の力持ちと表現されることも多いですが、ここでキャリアを積み上げてから、開発やマネジメントに行く人も数多くいます。
私は2年目の時、運用作業の単調さで腐りそうな時がありましたが、知識を沢山インプットして、今の作業にアウトプットしていきました。
結局伝えたかったことは、運用保守の作業は簡単そうに見えますが侮ってはいけないということです。
それでは、おつかれさまでした。
おつかれさまです。あきお(@akio_furutimes)です。 今回は、運用・保守エンジニアとしての1日を紹介していきたいと思います。 システムエンジニア(SE)として丸3年働いております。現在の業務内容としては、自動運転[…]